紙の立体構成—本科クラス

ユニットによる立体構成です。使うのはある大きさの紙だけ。紙は折ったり丸めたりすることで、立体的な形と強度を獲得します。折り方、曲げ方はそれぞれに考えるところがこの課題のポイント。自分で作ったユニットを組み合わせて立体を作っていきます。空間認知能力を高めるねらいがあります。

材料は1種類だけでしたが、様々な方向性の作品が出来上がりました。タワーのような建築的アプローチ、幾何学的な形のアプローチ、装飾的な美しさのアプローチ、ロボットや生き物など具象的なアプローチ・・などなど。根気がいる作業でしたが、自分のつくる方向性を見つけると、いわゆるゾーンの状態になって一心不乱に制作にとりくむ生徒さんが続出しました。自分の美意識で造形物をつくる、簡単なようで高度な課題です。このような課題を理解して取り組んでくれる図工ランドの生徒さんを誇りに思います・・(ランド長 木村明彦)

 

 

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