立体の造形遊びです。「割りピン」のしくみを使った工作をしてもらいました。割ピンと言われても一般的にはなじみが少ないと思いますが、図工ランドでは脇役として時々登場する材料です。今回はそれにスポットを当てて主役としました。機能としては点で固定して角度を変えたり、溝をスライドさせたりする留め方ができます。金色に光る飾りとして使ってもOKです。
図工ランド初めての課題で、果たしてどんなアイディアが出るのか、講師たちも楽しみに臨みました。シンプルなしくみだけに、いろいろに応用できました。時計、プロペラ、観覧車などの回転するもの。関節が動くいきものやロボット。格子状に伸び縮みするマジックハンドのような形。扇子や羽根などが展開する形。溝をスライドさせることで何かが動いたり、伸び縮みしたりする形。同じ動きでもどのような設定にするか、デザイン的に美しくする方向・・などなど生徒さんそれぞれの創意工夫が発揮されて、幅広く面白い作品が出来上がりました。(ランド長 木村明彦)