学校のデザイン—けんちくクラス

けんちくクラス定番の「学校」の課題です。みんなが通っている小学校を想定しても良いし、そのほかフリースクールやこんな学校があればいいな・・ということでも良いこととしました。最初にスケッチや図、キーワードなどでアイデアを展開して、模型をつくる。という流れで作業をすすめました。様々な作品ができあがりましたので以下に紹介します。

1)

ガラスのボックスの中外に植栽や水、白い箱の教室が立体的に配置されている、というエミリオ・アンバースという建築家の作品を彷彿とさせる、詩的な美しい作品となっています。

2)

「来なければいけない場所」ではなく「自由に使えて楽しい場所」をめざしてつくりました、とのこと。建物も「ずれ」た形にこだわったり、内部はフリーにつかえるような家具やピアノの配置になっていたり、と学校のコンセプトにあったデザインが考えられています。

3)

「雪国に立地する学校」とのことで、1つの箱状の建物内に6層のフロアがある構成になっています。各フロアの用途を決めていて家具が配置されています。外部の屋外機のデザインなど細かいところにもこだわりがあります。

4)

体育館棟と学科棟に分かれたとても現実性に富んだ作品です。窓のデザインや家具のデザインなど、各部よく考えてられています。模型も精度が高く、素直に真面目に取り組んでくれた緻密な作品です。

5)

大学のキャンパス計画のような大規模なスケールの作品です。シンボルとなる塔があったり、大空間があったり、芝生のサッカー場を取り囲む回廊があったり、・・とノビノビと造形力を発揮してくれた作品です。

6)

「テクノロジー関係の専門学校」という想定です。ガラス張りやメタリックな素材やブレース(筋交い)の表現などで、ハイテックなイメージと植栽のエコが一体となったイメージです。極めつけは各部が開く大がかりな仕掛けが組み込まれている、というトランスフォーム建築です。

いずれの作品も生徒さんのこだわりが詰まった力作で、われわれ講師も楽しませてもらいました。(ランド長 木村明彦)

 

 

 

 

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