絵画クラスだより160411

三月は総合的な練習を兼ねて、静物デッサンに取り組みました。
鉛筆のみで多くのモチーフを描いていくデッサンは、時間と集中力が必要になります。
まず物の見せる順番、色の濃淡などを自分で決めていきます。

 

描き手本人がどのモチーフを一番に目立つように描き、どのような雰囲気の画面にしていきたいかを把握しない限り、絵は良いものにはなりません。皆には物の見えてくる順番や明暗などを繰り返し確認しながら、自分のイメージ作りをしながら進めてもらいました。

 

描く力とは、デッサン力のみではなく構成の仕方なども含まれてきますので、色々な物の入れ方を試してみてほしいものです。
絵は丁寧に一作品づつ枚数を重ねていけば、自然と描き方が身についてきますので、今年度も楽しく頑張って絵を描いていってほしいと思います。

皆の描いた静物デッサン作品からは、集中し続けた時間や頑張りを感じられ、次回へのステプアップを予感させられるものばかりです。
(根本寛子)

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